水痘(みずぼうそう)とは?発疹の経過・登園の目安・ワクチン2回接種を小児科医が解説
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水痘(みずぼうそう)とは?発疹の経過・登園の目安・ワクチン2回接種を小児科医が解説

公開: 2026年7月27日 更新: 2026年7月27日

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「おなかにぶつぶつが出てきて、水ぶくれみたいになっています」——外来でよく受ける相談です。このとき、まず確認するのは発疹の「形がそろっているかどうか」。水痘の発疹は、赤いぶつぶつ・水ぶくれ・かさぶたが同時に混ざっているのが特徴で、これが他の発疹症との見分けどころになります。

水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)にはじめて感染したときに起こる病気です。多くの子は自然に回復しますが、感染力は麻疹と並ぶ強さで、園や学校は1週間前後休むことになります。そのぶん、仕事の段取りを組み直すことになります。

この記事で扱うのは、発疹の経過、うつる期間、家庭でのケア、受診が必要なサイン、そしてワクチンです。

結論:園に戻れるのは「全部かさぶたになってから」

長いので、先に結論だけ。

  • 登園・登校の基準は日数ではなくすべての発疹がかさぶたになること。熱が下がっただけでは戻れない
  • 家庭でできることの中心は、掻き壊しから細菌が入るのを防ぐこと
  • アスピリンなどサリチル酸系の解熱薬は使わない(ライ症候群との関連)

水痘(みずぼうそう)とは

水痘は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の初感染によって起こる感染症です。潜伏期間は2週間程度、通常は10〜21日とされています1

感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染で、感染力の強さでは麻疹と双璧です。家庭内で接触した場合の発症率は90%と報告されています2。きょうだいがいる家庭では、「うつらないようにする」ことより「うつる前提でどう段取るか」を先に決めておくほうが動きやすくなります。

潜伏期間が2週間前後と長いため、心当たりの接触から日が空いてから発症します。園のお知らせを見て身構えていた頃には、もう忘れかけているくらいの間隔です。

発疹の経過 — 混ざっているのが水痘らしさ

発疹は全身に出て、かゆみを伴います。頭皮や体幹から出はじめることが多く、発疹は決まった順序で姿を変えていきます。紅斑(赤い平らな発疹)→ 丘疹(少し盛り上がったぶつぶつ)→ 水疱(中に液体のたまった水ぶくれ)→ 痂皮(かさぶた)の順です1

紅斑から水疱までは短時間で進みます。そして水痘で特徴的なのは、新しい発疹が数日にわたって次々と出てくることです。そのため急性期には、紅斑・丘疹・水疱・かさぶたのそれぞれの段階が同じ皮膚の上に混在します1

「昨日は赤いぶつぶつだったのに、今日は水ぶくれと新しい赤いのが一緒にある」——この混在こそが、水痘を疑う手がかりです。

小児では発熱と同時に発疹が出はじめることが多く、熱は数日で下がります。頭皮の中や口の中の粘膜にも出ることがあります。

似ている発疹との見分け

発疹の段階がきれいにそろっている場合は、別の病気を考えます。水疱ができる子どもの病気は水痘だけではありません。

発疹の出る場所特徴登園の基準
水痘全身(頭皮・口の中にも)紅斑・水疱・かさぶたが混在。強いかゆみすべての発疹が痂皮化するまで
手足口病手のひら・足の裏・口の中・おしり部位が限られる。熱は出ないか軽いことが多い一律の基準はなく、全身状態で判断
とびひ傷や虫刺されの周囲から広がる水疱が破れてじくじくし、びらんになる患部を被覆できていれば可の場合が多い
あせも首・背中・肘の内側など汗のたまる部位発熱を伴わない。汗をかいた後に出る制限なし

登園の基準は疾患ごとに定められています34。判断に迷ったら、自己判断で様子を見ずに受診してください。水痘は法令で基準が決まっている一方、あせもには制限がなく、対応がまったく違います。

いつからいつまでうつるのか

感染性があるのは、発疹が出現する1〜2日前から、すべての発疹がかさぶたになるまでです1

厄介なのは、発疹が出る前からもううつっていることです。「ぶつぶつが出てから隔離すればいい」というものではなく、気づいたときには園や家庭内ですでに広がっていることが多くあります。防げなかったことを、保護者が責める必要はありません。そういう病気です。

家庭内では、水疱に触れたあとの手洗いを確実にすること、タオルを共用しないことが基本になります4。ただし水痘は空気感染もするため、同じ空間にいる以上、接触対策だけで家庭内感染を防ぎきることはできません。部屋を分けたりマスクをしたりする効果には限界があります。現実的なのは、こまめな換気と、まだかかっていない人・重症化しやすい人への手当てです(この記事の後半で扱います)。

登園・登校はいつから

学校保健安全法施行規則で、水痘は第二種の感染症に位置づけられており、出席停止の期間の基準は「すべての発疹が痂皮化するまで」と定められています3。保育所についても、こども家庭庁のガイドラインが同じ基準を「登園のめやす」として示しています4

📋 エビデンス

水痘の出席停止期間の基準は「すべての発疹が痂皮化するまで」とされています。日数による一律の基準ではなく、皮膚の状態で判断します。

出典: 日本小児科学会「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」(2025年4月改訂版) ↗

つまり、熱が下がっても元気になっても、水疱が1つでも残っているうちは登園できません。

だから「木曜には行けますか」には、答えられません。

発疹が出続けている間はかさぶたになりきらないため、全体で1週間前後かかることが多い、という見通しでスケジュールを組んでおくと安心です。

登園届の様式は園ごとに違います。保護者記入で足りる園もあれば、医師の記入を求める園もあるので、受診のときに現物を持っていけると一度で済みます。

なお、出席停止の対象は発症した本人です。症状の出ていないきょうだいの登園を一律に止める決まりはありませんが、園には状況を伝えて方針を確認してみてください。

家庭でのケア — 掻き壊しを防ぐことが中心

水痘そのものに対して家庭でできることは多くありませんが、掻き壊しから細菌が入るのを防ぐという一点は、家庭のケアで結果が変わる部分です。

爪を短く、皮膚を清潔に

かゆみが強い時期は、無意識に掻いてしまいます。爪を短く切って角を丸くしておくだけでも、皮膚が深く傷つくのを減らせます。乳児であれば、ミトンや長袖で物理的に掻けないようにするのも手です。二児の父としても、この時期の爪の確認は寝る前の日課にしてしまうのが結局いちばん楽だと感じています。

入浴は、熱が高くてぐったりしているとき以外はシャワーや短時間の入浴でかまいません。汗を残しておくほうがかゆみは強くなります。ゴシゴシこすらず、泡でやさしく洗い流してみてください。

かゆみで眠れないなら、それは受診の理由になる

かゆみへの対処は「我慢するもの」ではありません。夜眠れない、掻き壊しが止まらないという状態は、それだけで受診して相談する理由になります。医療機関では、抗ヒスタミン薬の内服や外用薬の処方が検討されます。市販のかゆみ止めを自己判断で塗ると、水疱の状態が読み取りにくくなるうえ、成分によっては適さない場合があります。

口の中に出たとき

発疹は口の中の粘膜にも出ることがあり、痛みで食欲が落ちます。このときは食事より水分が優先です。スプーン1杯ずつこまめに、しみにくい麦茶や経口補水液を。柑橘系のジュースや熱いもの、しょっぱいものは避けてください。同じ状況の具体的な工夫はヘルパンギーナの記事にまとめています。

アスピリンは使わない

解熱剤の箱に手を伸ばす前に、ここだけは読んでください。

📋 エビデンス

サリチル酸系製剤とライ症候群との関連を示す疫学調査報告があることから、アスピリン等を含む医薬品は、15歳未満の水痘・インフルエンザの患者には投与しないことが原則とされています。小児の解熱にはアセトアミノフェンなど他の解熱鎮痛剤で対応が可能とされています。

出典: 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「使用上の注意改訂情報(平成10年12月24日指示分)」 ↗

ライ症候群は、激しい嘔吐・意識障害・けいれんが短期間に現れる病態です。発生はまれですが、起きたときの進行が速いため、この原則が置かれています。

気をつけたいのは、家にある大人用の市販薬を流用しないことです。市販の解熱鎮痛薬にはアスピリン以外にも同系統の成分を含むものがあります5

抗ウイルス薬は飲ませたほうがいいのか

免疫の働きが正常と考えられる子どもの水痘では、アシクロビルの内服が症状を軽くするのに有効とされています。開始のタイミングは発疹が出はじめてから48時間以内で、通常は5日間ほど内服します6

一方、重症の水痘や、免疫不全などで重症化が予測される場合には、アシクロビルの点滴が第一選択になります6

「必ず薬を飲まなければいけないのか」と聞かれることがあります。健康な子どもの水痘は、自然に回復する経過をたどることが多いためです。抗ウイルス薬を使うかどうかは、年齢・症状・基礎疾患を見て医師が判断します。ただし効果が期待できるのは発症早期に限られるため、発疹に気づいたら早めに受診しておくと選択肢が広がります。

受診の目安と、注意したい合併症

多くは自然に回復します。合併症で実際によく見るのは、掻き壊したところから細菌が入る二次感染(膿痂疹や蜂窩織炎、まれに敗血症)で、家庭のケアで減らせる余地がいちばん大きいのが、この二次感染です。頻度は下がりますが、肺炎、脳炎・小脳炎(小脳失調)、肝炎・心膜炎も報告されています1

すぐに受診してほしいのは、次のような様子があるときです。

  • 呼吸が速い、苦しそう
  • 頭痛が強い、嘔吐を繰り返す、意識がぼんやりしている
  • ふらついてまっすぐ歩けない、手先がうまく使えない(小脳失調のサイン)

急がなくてよいものの、その日のうちに相談してほしいのが以下です。

  • 発疹の周りが赤く腫れて熱をもつ、膿をもつ(細菌の二次感染のサイン)
  • 水分がとれない、おしっこが半日以上出ていない
  • 熱が下がったあとに、また高い熱が出てきた

夜間や休日で判断に迷うときは、#8000(子ども医療電話相談)が使えます。

受診の前に、電話を1本

水痘は空気感染するため、待合室でほかの子にうつす可能性があります。受診する前に「水痘かもしれない」と電話で伝えておいてください。来院の時間帯や、車で待機してもらうといった動線の指示を受けられることがあります。園への連絡も、確定を待たずに早めのほうが助かります。

発疹が出続ける数日間は、熱と発疹の様子を並べて記録しておくと、受診したときに経過を伝えやすくなります。

重症化しやすい人が身近にいる場合

免疫不全のある人が水痘を発症すると、播種性血管内凝固症候群や多臓器不全などを合併し、極めて重篤な経過をとる場合があります1。抗がん剤治療中の人やステロイドを長期に使っている人が同居しているなら、発症がわかった時点で先方の主治医に連絡を入れてもらってください。同じ家にいる時間を減らせるかどうかで、対応が変わります。

妊婦がいる家庭も、話が変わります。妊娠中はワクチンを接種できないため、接触を避けることが基本です7。看病する保護者自身も、未罹患・未接種なら重症化のリスクが高い立場になります7。詳しくは記事末のQ&Aにまとめました。

ワクチンは1歳から2回

水痘ワクチンは2014年10月から定期接種になりました。対象と回数は次のとおりです8

項目内容
対象生後12か月〜生後36か月に至るまで(1歳の誕生日の前日〜3歳の誕生日の前日)
回数2回
1回目標準的には生後12〜15か月
2回目1回目から3か月以上あけて(標準的には6〜12か月経過した時期)

なぜ2回なのか

1回の接種でも重い水痘はほぼ防げますが、軽症も含めて発症を防ぐには2回必要とされています8

一方で、1〜19歳の入院例のうち24%は1回接種者が占めていたという報告があります9。これは入院した子のうち1回接種者が占めた割合であって、1回接種者の入院率ではありません。それでも、1回で重症化リスクは大きく下がるものの防ぎきれない例が残ることは読み取れます。「1回打ったからもう大丈夫」とまでは言い切れない、というのが実際のところです。

3歳を過ぎた・1回しか受けていない場合

母子手帳の予防接種の記録欄を開いて確認している手元

打ち逃しは珍しくありません。定期接種の枠が3歳の誕生日の前日で切れることが、あまり知られていないからです。

3歳の誕生日の前日を過ぎると定期接種の対象外となり、以降は任意接種(自費)になります8。対象外になるのは公費の枠だけで、接種そのものは続けられます。1回目から3か月以上あいていれば2回目は可能です(13歳以上では4週間以上)。

費用と助成の有無は医療機関・市町村で違うので、確認しておくと安心です(詳しくは記事末のQ&Aに)。まずは母子手帳の接種欄を開いて、何回受けているかを確認するところからです。

接種のあとに気をつけること

ワクチンにも副反応があります。接種直後から翌日にかけて、発疹・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・発熱などが現れることがあります。接種部位の発赤や腫れが出ることもあります。

もうひとつ知っておいてほしいのが、接種後1〜3週間頃に発熱や発疹がみられることがある点です。多くは数日で消失するとされています8。接種から2週間近く経ってからの発疹は水痘そのものと紛らわしいので、判断に迷ったら受診してください。

まれにアナフィラキシー様症状や急性血小板減少性紫斑病が報告されています8。気になる症状が出たときは、接種を受けた医療機関に連絡してください。

定期接種化の効果ははっきり出ています。定点あたりの年間報告数は、定期接種化前の2005〜2011年は中央値76.8で横ばいでした(範囲67.1〜88.1)。それが2016年には20.7まで減っています10

ワクチンを受けたのにかかったら

ワクチン接種後42日以降に水痘にかかることは「修飾水痘(breakthrough varicella)」と呼ばれます11。多くは軽く済みますが、他の人にはうつり、登園の基準も変わりません。発疹が軽いぶん見逃されやすいのが厄介なところです(詳しくは記事末のQ&Aに)。

接触してしまったあとの緊急接種

まだ水痘にかかっておらず、ワクチンも受けていない子が水痘の人と接触した場合、72時間以内の緊急接種によって、発症の防止や症状の軽症化が期待できるとされています2。きょうだいが発症したら、上の子・下の子の接種歴をすぐ確認してください。時間の制約があるため、様子を見てからでは間に合いません。

水痘と帯状疱疹はつながっている

水痘が治っても、ウイルスが体からいなくなるわけではありません。初感染のあと、VZVは主に脊髄後根神経節に潜伏し、生涯にわたって体内にとどまります12

この潜伏したウイルスが、加齢や免疫の低下をきっかけに再活性化して、神経の支配する領域の皮膚に症状を出すのが帯状疱疹です12。子どものときの水痘と、大人になってからの帯状疱疹は、同じウイルスによる別の段階の病気ということになります。

逆向きの経路もあります。帯状疱疹の人から水痘がうつることはあるため、水痘にかかったことがなく、ワクチンも受けていない子どもが、帯状疱疹の人の水疱に触れると水痘を発症しうるのです。祖父母が帯状疱疹になったときは接触に注意してください。

なお2025年度から、帯状疱疹ワクチンが65歳の方などを対象に定期接種の対象となりました(予防接種法のB類疾病)。2029年度までの経過措置として、その年度内に70・75・80・85・90・95・100歳となる方も対象で、100歳以上の方は2025年度に限り全員が対象です13。目的はあくまで本人の帯状疱疹の発症・重症化を防ぐことです。ただ、帯状疱疹の水疱からは未罹患・未接種の子どもに水痘がうつるため、発症そのものが減ることは家庭にとっても意味を持ちます。

よくある質問

水痘は何日くらいで治りますか?園にはいつから行けますか?

日数ではなく、皮膚の状態で決まります。基準は「すべての発疹がかさぶたになるまで」で、目安は1週間前後です。熱が下がっても、水疱が残っているうちは戻れません。登園届は保護者記入で足りる園と医師の記入を求める園があるので、受診のときに持参できると一度で済みます。

きょうだいにもうつりますか?園を休ませるべきですか?

うつります。家庭内で接触した場合の発症率は90%と報告されています。ただし出席停止の対象は発症した本人で、症状の出ていないきょうだいの登園を一律に止める決まりはありません。園に状況を伝えて方針を確認してみてください。未接種であれば接触から72時間以内の緊急接種という選択肢があるので、母子手帳を確認して、その日のうちにかかりつけ医へ連絡を。

水ぶくれをかきむしってしまいます。跡は残りますか?

多くは残りません。掻き壊さずにかさぶたが自然にはがれれば、跡は残りにくいとされています。残りやすいのは、掻き壊して深い傷になったり、そこから細菌が入って化膿したりした場合です。爪を短く切る、乳児ならミトンや長袖で掻けないようにする。かゆみで眠れないほどであれば、それ自体が受診の理由になります。

解熱剤は何を使えばいいですか?

アスピリンは使いません。15歳未満の水痘・インフルエンザの患者には、ライ症候群との関連が指摘されており、原則として投与しないこととされています。市販の解熱鎮痛薬にはエテンザミドやサリチルアミドを含むものもあるため、家にある大人用の薬を流用しないでください。薬局で買ったものなら、箱ごと持って薬剤師に見せるのが早いです。

お風呂に入れてもいいですか?

入れて大丈夫です。熱が高くてぐったりしているときだけ避けてください。汗を残しておくほうがかゆみは強くなりますし、皮膚を清潔にしておくことは掻き壊しからの細菌感染を防ぐうえでも役立ちます。ゴシゴシこすらず、泡でやさしく。タオルだけは家族と分けてください。

ワクチンを2回受けたのに水痘になりました。効いていなかったのですか?

効いています。接種後42日以降に水痘にかかることは「修飾水痘(breakthrough varicella)」と呼ばれ、知られている現象です。多くは発疹の数が少なく、熱も出ないか軽く済みます。ワクチンの目的は「絶対にかからないこと」ではなく、重い経過と合併症を防ぐことにあります。ただし修飾水痘でも人にはうつり、登園の基準も同じです。

3歳を過ぎましたが、2回目を受けていません。どうすればいいですか?

今からでも受けられます。対象外になるのは定期接種(公費)の枠だけで、接種そのものは続けられます。1回目から3か月以上あいていれば2回目が可能です(13歳以上では4週間以上)。費用は全額自己負担で、金額は医療機関ごとに設定されています。一部の市町村には任意接種への助成があるので、お住まいの保健センターに確認してみてください。

妊娠中の家族や、水痘にかかったことのない大人がいます。

接触を避けることが基本です。成人・妊婦・免疫不全のある人は重症化のリスクが高く、時に致命的となることが知られています。とくに未罹患・未接種の妊婦は、妊娠8〜20週頃の罹患では1〜2%以下の頻度で先天性水痘症候群が起こると報告されています。妊娠中は水痘ワクチンを接種できないため、防ぐ手立てが接触回避に限られます。家族が発症したら、産科の主治医に早めに連絡してください。

まとめ

水痘は、発疹の段階が混ざって見えるのが特徴の、感染力の強い病気です。多くの子は自然に回復します。

家庭でできることは3つです。掻き壊しを防ぐこと、アスピリンを使わないこと、重症化しやすい人を近づけないこと。

登園の判断で迷ったら、基準は日数ではなく「すべての発疹がかさぶたになったかどうか」。そして予防の中心はワクチンで、1歳から2回、2回目まで受けきることです。3歳を過ぎていても打てます。

この記事を読んで母子手帳を確認したくなったなら、それがいちばんの収穫だと思います。

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参考資料

あわせて読みたい

参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「水痘(詳細版)」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/varicella/detail/index.html 2 3 4 5 6

  2. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「水痘」 https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/varicella/index.html 2

  3. 日本小児科学会「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」(2025年4月改訂版) https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20250430_yobo_kansensho.pdf 2

  4. こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版・2023年一部改訂)」 https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/c60bb9fc/20230720_policies_hoiku_25.pdf 2 3

  5. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「使用上の注意改訂情報(平成10年12月24日指示分)」 https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/calling-attention/revision-of-precautions/0007.html

  6. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)IASR「抗ヘルペスウイルス薬による水痘・帯状疱疹の治療」 https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/8238-462r10.html 2

  7. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)IASR「成人水痘-妊婦の水痘などを中心に」 https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/4010-dj4044.html 2

  8. 厚生労働省「水痘ワクチン」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/chickenpox/index.html 2 3 4 5

  9. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)IASR「水痘ワクチン2回接種の必要性」 https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/3449-dj4047.html

  10. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「水痘ワクチン定期接種化後の水痘発生動向の変化~感染症発生動向調査より・第3報~」 https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-idwrs/7620-varicella-20171020.html

  11. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)IASR 39(8), 2018【特集】水痘・帯状疱疹の動向とワクチン https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-iasrtpc/8223-462t.html

  12. 国立健康危機管理研究機構(JIHS)IASR「水痘帯状疱疹ウイルス疾患の病理」 https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/4017-dj404b.html 2

  13. 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/shingles/index.html

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