保育園に日焼け止めを塗っていく?塗り直し・持参の確認と選び方
この記事の目次 13項目
- まず知っておきたい結論
- 朝に塗っていけば一日もつ?
- 登園用は「続けやすさ」と園のルールで選ぶ
- 保育園・幼稚園での日焼け止めについての実情
- 施設によってルールが大きく異なる
- まず施設に確認すべきこと
- 日焼け止めを持参する際の準備
- 持参書面(取り扱い指示書)の書き方
- 容器の工夫
- 登園前の朝の塗り方が重要
- 子どもが自分で塗れるようにする方法
- 年齢で区切らず、できる範囲で練習する
- 教える際のポイント
- 施設での練習
- アレルギーがある子どもの対応
- 施設に伝えること
- 緊急時の連絡体制
- 施設が行う紫外線対策を知っておく
- よくある質問
- Q1: 保育園に日焼け止めを持参してもいいですか?
- Q2: 保育園では日焼け止めを塗り直してもらえますか?
- Q3: 保育園が日焼け止め持参を断るのはなぜですか?
- Q4: 保育園では日焼け止めを使わせてもらえません。何ができますか?
- Q5: 施設で共通の日焼け止めを使う場合、子どもに塗ってもいいですか?
- Q6: 子どもが自分で顔に塗ることができません。先生に頼むのはおかしいですか?
- Q7: 施設への書面提出は必須ですか?
- まとめ
- あわせて読みたい
- 参考文献
保育園・幼稚園に通うお子さんの保護者の方から「日焼け止めを持参してもいいのか」「先生に塗ってもらえるのか」という質問をよくいただきます。子どもが一日中外遊びをする施設では、紫外線対策は大切な健康管理の一つです。しかし、日焼け止めの持参や使用ができるかどうかは、施設のルールによって異なります。
この記事では、保育園・幼稚園での日焼け対策について、施設への確認方法、持参する際の準備、子どもが自分で塗れるようにする方法、アレルギーがある場合の対応を、小児科専門医・アレルギー専門医の立場から解説します。
施設に持参する製品選びで迷っている場合は、赤ちゃんの日焼け止めの選び方ガイドも参考にしてください。
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まず知っておきたい結論
- 🏫 施設のルールを事前に確認: 持参・塗布・塗り直しの対応を保育園・幼稚園に確認してください
- 📝 持参する場合は「取り扱い指示書」を書く: 保護者が「この製品を塗ってください」とお願いする際には、製品名・塗る量・塗る場所・アレルギー情報などを記載した書面を提出することが推奨されます
- 👧 3〜4歳以降は自分で塗る練習を: 自分で塗る習慣をつけることで、施設での対応が楽になります
- 🧴 施設での塗り直しは難しいことが多い: 2〜3時間ごとの塗り直しを現場で実施することは難しいため、朝の登園時に家でしっかり塗っておくことが重要1
- ⚠️ アレルギーがある子どもは特に丁寧な対応が必要: 過去に日焼け止めで反応が出た子どもについては、施設との情報共有が欠かせません
朝に塗っていけば一日もつ?
登園前に塗ることは対策の一つですが、朝の1回で夕方まで効果が続くとは考えないでください。日焼け止めは汗や水、タオルで拭くことによって落ちます。AAPは2時間ごとと、水遊び・発汗・タオル使用後の塗り直しを案内しています1。
園で塗り直せるかは事前に相談し、難しい場合は帽子・衣服・日陰を組み合わせます。SPFの数値だけで塗り直しを省ける製品を選ぶことはできません。
登園用は「続けやすさ」と園のルールで選ぶ
- 対象年齢:子どもの月齢・年齢に使えるか、製品表示を確認する
- 落とし方:石けんで落とせるか、専用クレンジングが必要かを確認する
- 容器:園へ持参するなら、記名でき、漏れにくく、園で扱える形にする
- 肌との相性:初めて使う製品は持参当日に試さず、家庭で使用して様子を確認する
例えば「朝は家で塗り、園では持参できない」なら、持ち運びよりも毎朝塗りやすい容器と帰宅後の落としやすさを重視します。「園でも塗ってもらえる」なら、まず園の指定や管理方法を確認してから購入します。
子どもの日焼け止めの比較・選び方では製品を選ぶポイントを、日焼け止めの落とし方では帰宅後のケアを確認できます。
保育園・幼稚園での日焼け止めについての実情
施設によってルールが大きく異なる
保育園・幼稚園での日焼け止めの取り扱いは法的に統一されたルールがなく、各施設の方針によって以下のように異なります:
ケース1: 持参した製品を先生が塗る
保護者が持参した製品を連絡帳や書面での依頼に基づいて先生が塗ってくれる施設。子どもに特定のアレルギーがある場合などで対応してくれることも多い。
ケース2: 子ども自身が塗る(先生が確認)
3歳以上のクラスで、子どもが自分で塗り先生が確認・補助する形。自分でケアする習慣づけにもなる。
ケース3: 持参不可・施設で一括対応
共通の日焼け止めを使用する施設や、日焼け止め持参自体を断っている施設もあります。
ケース4: 特に対応なし
日焼け止めについての明確なルールがなく、保護者が朝に塗って送り出すことで対応する施設。
まず施設に確認すべきこと
入園前や年度の初めに、以下を確認しておくことをお勧めします:
- 日焼け止めの持参は可能か
- 可能な場合、先生が塗ることはできるか
- 持参する際に必要な書類はあるか
- 施設として行っている紫外線対策はあるか(帽子着用・日陰での遊び・外出時間帯の調整など)
- アレルギーがある場合の対応方法
これらを確認することで、保護者と施設が連携して子どもを守ることができます。
日焼け止めを持参する際の準備
持参書面(取り扱い指示書)の書き方
先生に日焼け止めを塗ってもらう場合は、口頭だけでなく書面で依頼することを推奨します。書面にすることで、先生が正確に対応でき、情報の引き継ぎも確実になります。
書面に含めるべき内容:
日焼け止めの使用依頼
子どもの名前: [名前] クラス: [クラス] 日付: [年月日]
製品名: [製品名(例: 和光堂ミルふわ ベビーUVケア)]
使用可能月齢/年齢: [実際の製品表示を転記]
塗る場所: 顔(額・ほほ・鼻・顎)、腕、首
塗る量: [製品の使用量表示に従う。量を一律に決めない]
使用タイミング: 屋外活動前(可能であれば)
アレルギー情報:
・食物アレルギー: [なし / あれば記載]
・日焼け止め使用時の過去のトラブル: [なし / あれば記載]
・その他: [記載]
緊急連絡先: [保護者名・電話番号]
容器の工夫
施設で使いやすいように以下の工夫をしておくと先生の負担が減ります:
- チューブタイプ: 量を調節しやすく衛生的
- 名前を大きく記載: 取り違え防止
- 使用量は製品表示に従う: ポンプの1回量や塗る面積は製品・子どもによって異なります
登園前の朝の塗り方が重要
保育園・幼稚園では塗り直しが難しいことが多いため、朝の登園前にしっかり塗っておくことが最も重要な対策です。
📋 エビデンス
紫外線が特に強い時間帯は午前10時〜午後2時です。この時間帯に子どもが屋外にいる機会が多い場合(午前中の外遊び等)は、登園前の日焼け止め塗布が効果的な対策になります。
出典: 環境省 紫外線環境保健マニュアル2020 ↗朝の塗り方のポイント:
- 朝食・洗顔の後、外出15〜30分前に塗る1
- 顔(額・ほほ・鼻・顎)・首・腕・手の甲を丁寧に塗る
- 耳の後ろや首の後ろも忘れずに(帽子があっても首後ろは露出することがある)
- ウォータープルーフ製品なら汗で落ちにくい
施設での塗り直しが難しい場合の代替策:
- できるだけ午前の早い時間帯に外遊びを集中させてもらえるか施設に相談(午後の強い時間帯の外出を減らす)
- UPF対応の帽子・衣服で物理的な遮断を活用する2
- 日陰を優先して遊ぶよう施設に配慮をお願いする
子どもが自分で塗れるようにする方法
自分で塗ることに興味が出たら、保護者と一緒に練習できます。園で本人が塗る場合も、大人の確認・補助を相談してください。
年齢で区切らず、できる範囲で練習する
腕など本人が届く場所から練習し、保護者が塗り残しを確認します。顔や耳・首の後ろなどは大人が補助してください。「何歳なら一人で十分に塗れる」と決めつけず、園での対応も相談します。
教える際のポイント
- 「泡みたいに伸ばして」「白い絵具を塗るみたいに」等、子どもに分かりやすい表現で教える
- 少量を手のひらに出して、ポンポンと付けながら広げることを教える
- 「外に行く前の準備」として歯磨きと並べて習慣化する
施設での練習
先生に「日焼け止めを自分で塗る習慣をつけさせたい」と伝えておくことで、施設でも促してもらえることがあります。
アレルギーがある子どもの対応
アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・過去に日焼け止めで反応が出たことがある場合は、施設との情報共有がより重要です。
施設に伝えること
- 使用する製品を特定する: 「この製品のみ使用してください」と指定。他の製品との混同を防ぐ
- 反応が出た場合の対処: 「赤みが出たらすぐに水で洗い流してください。重篤な反応の場合は〇〇に連絡してください」
- アレルギー情報を書面で提出: アレルギー指示書(多くの施設で食物アレルギーについては書面提出が必須になっています)にスキンケア・日焼け止めについても記載しておく
緊急時の連絡体制
日焼け止めによるアレルギー反応(じんましん・顔の腫れ・強い赤みなど)が起きた場合に備え、緊急連絡先(保護者・かかりつけ医)を施設と共有しておきましょう。
施設が行う紫外線対策を知っておく
多くの保育園・幼稚園では、日焼け止め以外の紫外線対策を実施しています。施設側の対策を確認した上で、家庭での対策を補完的に行うことが効果的です。
📋 エビデンス
文部科学省は熱中症対策として、暑い時間帯の屋外活動制限・水分補給・休憩の確保を推奨しています。紫外線対策もこれと連動して実施することが望ましいとされています。
出典: 文部科学省 学校における熱中症対策ガイドライン ↗施設に確認すると良いこと:
よくある質問
Q1: 保育園に日焼け止めを持参してもいいですか?
A: 日焼け止めの持参や使用については施設によって対応が異なります。入園前や年度の初めに、持参の可否や先生に塗ってもらえるかを事前に確認しておくことをおすすめします。
Q2: 保育園では日焼け止めを塗り直してもらえますか?
A: 塗り直しに対応できるかは施設へ確認してください。朝に塗っただけで一日中もつとは限らないため、帽子・衣服・日陰も組み合わせます。
Q3: 保育園が日焼け止め持参を断るのはなぜですか?
A: 主な理由は、先生の業務負担・成分によるアレルギー反応への対応・製品の管理の難しさなどが挙げられます。施設の方針を尊重しつつ、「なぜ必要か」「どう使うか」を丁寧に説明することで話し合いが進む場合もあります。
Q4: 保育園では日焼け止めを使わせてもらえません。何ができますか?
A: 施設での日焼け止め使用が難しい場合でも、①朝の登園前に家でしっかり塗る、②UPF対応の帽子を毎日かぶらせる、③外出時間帯について施設に配慮を依頼する、という方法が有効です。
Q5: 施設で共通の日焼け止めを使う場合、子どもに塗ってもいいですか?
A: 使用する製品を事前に確認し、アレルギーがある成分が含まれていないかチェックしてください。アレルギーがある場合は施設側に持参製品の使用を申し出ることが必要です。
Q6: 子どもが自分で顔に塗ることができません。先生に頼むのはおかしいですか?
A: 全く問題ありません。顔への塗布は保護者または先生が行うことが多く、できる範囲には個人差があります。書面での依頼と製品の準備をしっかり行えば、先生に協力を求めることは合理的なお願いです。
Q7: 施設への書面提出は必須ですか?
A: 必要な書式や提出の要否は施設に確認してください。書面での依頼は施設側の対応を明確にし、情報の引き継ぎに役立ちます。特にアレルギーがある場合は書面での共有が重要です。
まとめ
保育園・幼稚園での日焼け対策のポイント:
- まず施設にルールを確認する: 対応は施設によって異なります
- 持参する場合は書面で依頼: 製品・量・塗る場所・アレルギー情報を記載
- 朝の登園前にしっかり塗る: 施設での塗り直しが難しい場合の最重要対策
- 物理的対策を活用: UPF帽子・外出時間帯の調整・日陰利用
- 自分で塗る練習を早めに始める: 3〜4歳以降、少しずつ習慣づけ
- アレルギー情報は施設と共有: 緊急時の連絡体制も整えておく
保護者と施設が連携して子どもの紫外線対策を行うことで、保育園・幼稚園での安全な屋外活動が実現できます。
参考資料
あわせて読みたい
参考文献
-
Sun Safety — American Academy of Pediatrics (HealthyChildren.org) https://www.healthychildren.org/English/safety-prevention/at-play/Pages/Sun-Safety.aspx ↩ ↩2 ↩3
-
環境省 紫外線環境保健マニュアル2020 https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf ↩ ↩2
-
文部科学省 学校における熱中症対策ガイドライン https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1346938.htm ↩
医師確認済み
ラボの小児科医(日本小児科学会 小児科専門医・日本アレルギー学会 アレルギー専門医)が「全文」を確認 (2026/5/3)
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