赤ちゃんの日焼け止めの選び方ガイド|SPF・PA・成分の読み方から年齢別おすすめまで
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赤ちゃんの日焼け止めの選び方ガイド|SPF・PA・成分の読み方から年齢別おすすめまで

公開: 2026年5月27日 更新: 2026年7月8日

「赤ちゃんに日焼け止めを塗ってもいいの?」「SPFやPAの数値はどれくらいを選べばいい?」「紫外線吸収剤って赤ちゃんには良くないの?」――紫外線が気になる季節になると、こうした疑問を持つ保護者の方が増えてきます。

子どもの肌は大人と比べて薄くデリケートであり、紫外線の影響を受けやすい状態にあります。近年では、小児期の過度な紫外線曝露が将来の皮膚トラブルのリスクを高める可能性が指摘されており、子どもの紫外線対策の重要性はますます認識されるようになってきました。

しかし、ドラッグストアやベビー用品店に並ぶ日焼け止めの種類は非常に多く、何を基準に選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、小児科専門医・アレルギー専門医の立場から、赤ちゃんや子どもの紫外線対策の重要性、日焼け止めの選び方のポイント、そして正しい塗り方と落とし方までを詳しく解説します。

広告表記本記事にはPR(アフィリエイト広告)を含みます。詳細は記事末尾をご覧ください。

まず知っておきたい結論

最初に、保護者の方にお伝えしたい重要なポイントをまとめます。

  • 👶 生後6か月未満の赤ちゃんは、日焼け止めよりも物理的な紫外線対策(帽子・日除け・衣服・日陰の利用)を優先することが推奨されています
  • 📅 生後6か月以降は、露出部に日焼け止めを塗る紫外線対策が可能です
  • ✅ 日常の外出であればSPF15~30・PA++程度で十分であり、高SPF値を追い求める必要はありません
  • 🧴 赤ちゃんや子どもには紫外線散乱剤(ノンケミカル)タイプの日焼け止めが比較的肌にやさしいと考えられています
  • 💡 日焼け止めだけに頼らず、帽子・衣服・日陰の利用など複数の対策を組み合わせることが効果的です
  • ☝️ 塗った日焼け止めは入浴時にしっかり落とすことも大切です

先に結論:迷ったらこの3つ

用途おすすめ商品
毎日の
お散歩

和光堂ミルふわ お散歩用

SPF21/PA++ · 30g · ¥486

公園・
外出

ALOBABY ウォータープルーフUVミルク

SPF35/PA+++ · 60g · ¥2,640

海・プール・
運動会

ピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフ

SPF50+/PA++++ · 50g · ¥1,490

3製品ともノンケミカル・0か月から使用可。各製品の詳細と全12製品の比較は子どもの日焼け止め比較ガイドで解説しています。

↓ なぜこれらが選ばれるのか、医学的背景から解説します

目的別ガイド

お子さんの状況に合わせて、詳しいガイドをご覧ください。

知りたいことガイド
SPF・PAの数値の選び方SPFはいくつを選ぶ?
成分(吸収剤 vs 散乱剤)紫外線吸収剤と散乱剤の違い
何歳・何ヶ月から使える?赤ちゃんの日焼け止めはいつから?
製品の比較・おすすめ子どもの日焼け止め比較ガイド
保育園・幼稚園での対策保育園での日焼け対策
海・プール・運動会シーン別の日焼け対策
虫除けとの併用日焼け止め+虫除けの兼用
落とし方・クレンジング日焼け止めの落とし方
アトピー・敏感肌アトピー肌の日焼け止め選び

なぜ子どもに紫外線対策が重要なのか

子どもの肌と紫外線の関係

子どもの皮膚は大人と比べて以下のような特徴があり、紫外線の影響を受けやすい状態にあります。

  • 角層が薄い: 紫外線が皮膚の深い層まで到達しやすい
  • メラニン色素の産生が少ない: 紫外線を吸収して肌を守るメラニンの量が大人より少ないため、日焼けしやすい
  • 細胞分裂が活発: 紫外線によるDNA損傷の影響を受けやすい時期と考えられている

小児期の紫外線曝露がもたらすリスク

環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」では、小児期からの紫外線対策の重要性が強調されています1

📋 エビデンス

子どもは大人に比べて紫外線の影響を受けやすく、生涯にわたる紫外線曝露量の大部分が18歳までに蓄積されるとの報告があります。小児期からの適切な紫外線対策が重要です。

出典: 環境省 紫外線環境保健マニュアル2020 ↗

紫外線の過度な曝露に関連するリスクとしては、以下のようなものが挙げられています。

  • 急性の日焼け(サンバーン): 赤み・痛み・水ぶくれなどの炎症。子どもは痛みを訴えられないこともあり、重症化しやすい
  • 皮膚の光老化: 将来的なシミ・シワの原因となる。紫外線による肌ダメージは蓄積性
  • 免疫機能への影響: 紫外線は皮膚の免疫機能を一時的に低下させる可能性があることが報告されている
  • 眼への影響: 角膜炎や将来的な白内障のリスク因子となりうる
  • 皮膚がんのリスク: 小児期の紫外線曝露量が将来の皮膚がんリスクに関与するとの疫学研究がある

ただし、紫外線は骨の形成に不可欠なビタミンDの産生に必要でもあります。完全に避けるのではなく、適切に管理するというバランスの取れたアプローチが大切です。

紫外線の種類を知る

地表に届く紫外線には、主にUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類があります。それぞれの特性を理解しておくと、日焼け止め選びの参考になります。

種類波長特徴肌への影響
UVA315~400nm雲や窓ガラスも通過する。地表に届く紫外線の約95%肌の深い層(真皮)まで到達し、光老化の主な原因に。即時的な黒化(日焼け後の肌の黒さ)に関与
UVB280~315nmエネルギーが強い。地表に届く紫外線の約5%表皮に強い炎症を起こす(サンバーン)。DNA損傷の主な原因。ビタミンD産生にも関与

日焼け止めの「SPF」はUVBを、「PA」はUVAをどの程度防御できるかの指標です。

SPFとPAの読み方

日焼け止めのパッケージに記載されている「SPF」と「PA」は、紫外線防御効果を示す指標です。シーン別の詳しい選び方はSPFはいくつを選ぶ?で解説しています。ここでは概要をまとめます。

日常使いでは SPF15〜30・PA++ 程度が目安で、SPF15 でも UVB の約93%をカットできます。SPF30 と SPF50 の差は理論上わずか1.3%です。日常使いであれば、高いSPF値を追い求める必要はありません

使用シーン推奨SPF推奨PA
日常の散歩・買い物SPF15~20PA++程度
公園遊び・外出SPF20~30PA++~PA+++
海・プール・長時間の屋外活動SPF30~50PA+++~PA++++

👉 シーン別の詳しい根拠・数値の読み方はSPFはいくつを選ぶ?をご覧ください。

日焼け止めの成分を理解する

日焼け止めには紫外線吸収剤(ケミカル)と紫外線散乱剤(ノンケミカル)の2種類があります。赤ちゃんや小さなお子さんには「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」タイプが比較的安心して使えると考えられています。

紫外線散乱剤(酸化亜鉛・酸化チタン)は皮膚の上で物理的に紫外線を反射するため化学反応による刺激が起こりにくく、米国FDAも乳幼児への安全性を認めています。紫外線吸収剤が「絶対に悪い」わけではありませんが、成分の安全性データが限られているため、子ども・特に乳幼児にはノンケミカルを優先するのが合理的です。

成分表示で確認したいポイント:

  • 「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」「紫外線吸収剤不使用」の表記
  • 無香料・無着色
  • パッチテスト済み・アレルギーテスト済みの表記

👉 成分の詳しい解説(FDAの見解・INCI名一覧・ナノ粒子化の問題)は紫外線吸収剤と散乱剤の違いをご覧ください。

年齢別の紫外線対策と日焼け止めの選び方

月齢・年齢によって対策の基本方針が変わります。詳しい根拠と注意事項は赤ちゃんの日焼け止めはいつから?で解説しています。ここでは簡単にまとめます。

生後6か月未満の赤ちゃんは、日焼け止めよりも物理的な紫外線回避(帽子・日除け・衣服・日陰の利用)を優先することが推奨されています。皮膚のバリア機能が特に未熟であり、日焼け止めの成分自体が肌への負担となる可能性があるためです。

生後6か月以降は、衣類や帽子で覆えない露出部(顔・手の甲など)にノンケミカル製品を使用することが推奨されます。SPF15〜20・PA++程度から始め、外出内容に応じて調整します。1〜3歳以降は行動範囲が広がるためウォータープルーフタイプも検討しましょう。

月齢・年齢基本方針推奨SPF・PA
新生児〜生後6か月未満日焼け止め不使用・物理的対策徹底
生後6か月〜1歳ノンケミカル・低刺激製品から開始SPF15〜20・PA++
1歳〜3歳日焼け止め+物理的対策の組み合わせSPF20〜30・PA++〜+++
3歳以上活動内容に合わせSPFを調整SPF20〜30(日常)〜50+(海・プール)

👉 各月齢のパッチテスト方法・使い始め方の詳細は赤ちゃんの日焼け止めはいつから?をご覧ください。

日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めの効果は、塗り方によって大きく変わります。せっかくの日焼け止めも、量が少なかったり塗りムラがあったりすると、期待される効果が発揮されません。

基本の塗り方

顔に塗る場合:

  1. 手のひらに日焼け止めを適量取る(クリームタイプならパール粒大2個分が目安)
  2. 額・両頬・鼻・あごの5か所に置く
  3. 内側から外側に向かってやさしく伸ばす
  4. ムラなく均一に塗り広げたら、もう一度同量を重ね塗りする

体に塗る場合:

  1. 腕や脚に直接ストライプ状に出す
  2. 手のひらでやさしく大きな円を描くように塗り広げる
  3. 首の後ろ・耳・足の甲など忘れがちな部位にもしっかり塗る

塗る際の注意点

  • 量が少なすぎると効果が大幅に低下する: SPFの測定は1cm²あたり2mgの塗布量で行われていますが、実際にはその半分以下しか塗っていないケースが多いとされています。「やや多いかな」と感じるくらいの量を塗ることが大切です
  • 塗りムラに注意: 耳・首の後ろ・こめかみ・髪の生え際・手の甲・足の甲は塗り忘れが多い部位です
  • こまめに塗り直す: 2~3時間おき、または汗をかいた後・タオルで拭いた後に塗り直す

塗り直しのコツ

小さなお子さんに何度も日焼け止めを塗り直すのは大変です。以下のような工夫で、塗り直しの負担を減らすことができます。

  • スティックタイプ: 手を汚さずにサッと塗れる。外出先での塗り直しに便利
  • ポンプタイプ: 片手で適量が出せるので、赤ちゃんを抱えながらでも使いやすい
  • ミストタイプ: スプレーで手軽に塗り直せるが、吸い込みに注意。屋外で使用し、顔には手に出してから塗る

日焼け止めの正しい落とし方

日焼け止めを塗ったままにしておくと毛穴の詰まりや肌荒れの原因になります。ベビー用の多くは「石けんで落とせる」設計のため、入浴時にベビーソープで泡立てやさしく洗い流すだけで十分です。ウォータープルーフタイプは「石けんで落とせる」表示を購入前に確認しておくと、帰宅後のケアが楽になります。

👉 タイプ別の洗い方・ゴシゴシ擦らない方法・赤ちゃんの沐浴での落とし方は日焼け止めの落とし方ガイドをご覧ください。

日焼け止め以外の紫外線対策

日焼け止めは紫外線対策の重要なツールですが、それだけに頼るのではなく、複数の対策を組み合わせることで、より効果的な紫外線防御が可能になります。

衣類による対策

  • 帽子: つばの広い帽子(7cm以上のつば)で顔・首・耳への紫外線を大幅にカットできる。首の後ろまで覆うたれ付きの帽子が効果的
  • 長袖・長ズボン: 薄手で通気性の良い素材を選べば、暑い季節でも着用可能。UVカット加工された衣類はさらに効果が高い
  • ラッシュガード: 水遊びの際に着用することで、広範囲の紫外線防御が可能。UPF(衣類の紫外線防御指数)50+のものがおすすめ
  • 色の選択: 一般的に、濃い色の方が紫外線を通しにくい。ただし、暑さ対策とのバランスも考慮する

時間帯と環境の管理

  • 10時~14時ごろの外出を避ける: この時間帯は紫外線量が最も多い
  • 日陰を活用する: 木陰やパラソルの下で過ごす時間を増やす
  • 紫外線の反射に注意: 砂浜・水面・コンクリートは紫外線を反射するため、直射日光を避けていても紫外線を浴びている場合がある

サングラス・帽子での目の保護

子どもの目も紫外線の影響を受けます。UV400またはUVカット率99%以上のサングラスの使用を検討してもよいでしょう。帽子のつばでも目への紫外線をある程度軽減できます。

ビタミンDとのバランス

紫外線はビタミンDの体内合成に必要であるため、過度な紫外線回避はビタミンD不足のリスクを高める可能性があります。

📋 エビデンス

適度な紫外線曝露は骨の健康に必要なビタミンDの産生に不可欠です。過度な紫外線回避はビタミンD欠乏のリスクとなりうるため、適切なバランスが求められます。

出典: 環境省 紫外線環境保健マニュアル2020 ↗

日本の一般的な生活環境では、日常的に短時間の屋外活動を行っていれば、ビタミンDが不足する可能性は低いと考えられています。ただし、極端に日光を避けている場合や、食事からのビタミンD摂取が少ない場合は、かかりつけ医に相談してみてください。

日焼け止め選びの比較ポイント

日焼け止めを選ぶ際に比較したいポイントを整理します。

比較項目ノンケミカル(散乱剤)タイプケミカル(吸収剤)タイプ
肌への刺激比較的少ないやや刺激を感じる場合がある
白浮きしやすい(改善製品も増加)しにくい
塗り心地やや重め軽くてサラサラ
耐水性製品による比較的高い傾向
UVA/UVB両方に対応成分により片方に偏る場合も
赤ちゃんへの適性高いやや注意が必要
落としやすさ石けんで落ちやすい製品が多いウォータープルーフは落としにくい
コストやや高め幅広い

テクスチャー(剤型)の選び方

剤型特徴おすすめの使用シーン
ローション伸びがよく広範囲に塗りやすい。ベタつきが少ない全身への使用、日常使い
クリーム保湿力がある。密着性が高い乾燥肌のお子さん、顔への使用
ミルクローションとクリームの中間的な使用感オールマイティに使える
ジェルさっぱりした使用感で塗りやすい暑い季節、ベタつきが苦手なお子さんに
スティック手を汚さず塗れる。塗り直しに便利外出先での塗り直し用
スプレー広範囲にサッと塗布できる塗り直し用の補助。吸入注意

小児科医が選ぶ シーン別おすすめ日焼け止め3選

ここまで解説した選び方のポイントを踏まえ、日常・お出かけ・レジャーの3シーンに合わせたおすすめ製品を紹介します。いずれも紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)で、0か月から使用できる製品です。

日常用おすすめ和光堂ミルふわ ベビーUVケア お散歩用

和光堂ミルふわ ベビーUVケア お散歩用

SPF21 / PA++ | 30g | 486円 | 0か月〜

UV成分は酸化チタンのみのシンプルなノンケミカル処方。486円という続けやすい価格で、塗り直しのコスト負担も気にならない。セラミド3・ヒアルロン酸Na配合で保湿もカバー。ミルクタイプで白浮きしにくく、石けんで落とせます。無香料。日常のお散歩や買い物にはこれ1本で十分です。

お出かけ用おすすめALOBABY ウォータープルーフUVミルク

ALOBABY ウォータープルーフUVミルク

SPF35 / PA+++ | 60g | 2,640円 | 0か月〜

UV成分は酸化チタンのみで99%以上天然由来。汗・水に強いウォータープルーフでありながら石けんで落とせるのが大きな強み。ホホバ種子油・アロエベラ液汁など植物由来のスキンケア成分が豊富で、公園遊びや長めのお出かけに最適です。無香料。

レジャー用おすすめピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフ

ピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフ

SPF50+ / PA++++ | 50g | 1,490円 | 0か月〜

ノンケミカルでSPF50+/PA++++の最高防御力。UV成分は酸化亜鉛+酸化チタンの両方を使用し、海やプールなど強い紫外線を長時間浴びる場面に最適です。セラミドNP・ヒアルロン酸Na・グリチルリチン酸2K配合。ベビーソープで落とせる設計で、0か月から使える安全性と最高レベルの防御力を両立しています。無香料。

もっと詳しく知りたい方へ

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よくある質問

Q1: 赤ちゃんに日焼け止めを塗ったら赤くなってしまいました。どうすればいいですか?

まず、その日焼け止めの使用を中止してください。赤ちゃんの肌は個人差が大きく、「低刺激」と表記されている製品でも合わない場合があります。新しい日焼け止めを試す際は、使用前に腕の内側など目立たない部分に少量塗って24時間程度様子を見る(パッチテスト)ことをおすすめします。赤みが続く場合やかゆみ・腫れがある場合は、かかりつけの小児科医や皮膚科医を受診しましょう。別の成分組成の製品に変更することで、問題なく使用できるケースも多いです。

Q2: 曇りの日や冬でも日焼け止めは必要ですか?

紫外線は晴れの日だけでなく、曇りの日でも晴天時の60~80%程度の紫外線が地表に到達するとされています1。また、冬場でも紫外線量はゼロにはならず、特にスキー場などの雪面では紫外線の反射が強くなります。長時間の屋外活動が予定されている場合は、季節や天候に関わらず紫外線対策を行うことが望ましいです。ただし、冬場の短時間の外出であれば、帽子や衣類の対策だけでも十分なケースが多いでしょう。

Q3: スプレータイプの日焼け止めは赤ちゃんに使っても大丈夫ですか?

スプレータイプは手軽で塗り直しに便利ですが、赤ちゃんの顔に直接スプレーすることは避けてください。吸い込んでしまうリスクがあるためです。使用する場合は、大人の手のひらにスプレーしてから、その手で赤ちゃんの肌にやさしく塗り広げる方法が安全です。体への使用も、できるだけ屋外の換気が良い場所で行い、赤ちゃんの口や鼻の近くでスプレーしないよう注意しましょう。基本的には、乳児期はクリームやローションタイプの方が安全に使用しやすいと考えられます。

Q4: 虫除けと日焼け止めは同時に使えますか?

同時に使用すること自体は可能ですが、塗る順番が大切です。まず日焼け止めを先に塗り、肌になじんだ後に虫除けを上から塗るのが一般的に推奨されています。日焼け止めと虫除けが一体になった製品も市販されていますが、それぞれの塗り直しのタイミングが異なる(日焼け止めは2~3時間おき、虫除けは製品による)ため、別々の製品を使い分ける方がコントロールしやすい面もあります。なお、ディート含有の虫除けはSPF値を下げる可能性が指摘されており、併用する場合は日焼け止めの塗り直しをこまめに行うのがよいでしょう。

赤ちゃんの日焼け止めはどんなタイプを選べばいいですか?

赤ちゃんや小さなお子さんには、紫外線散乱剤(ノンケミカル)タイプが比較的肌にやさしいと考えられています。無香料・無着色で、石けんで落とせる設計の製品を選ぶと、毎日のケアの負担も軽くなります。

日常使いのSPFはどのくらいが目安ですか?

日常のお散歩や買い物であれば、SPF15〜30・PA++程度が目安とされています。SPF15でもUVBの約93%をカットできるため、高いSPF値を追い求める必要はないと考えられています。活動内容に合わせて調整しましょう。

日焼け止めはどのくらいの頻度で塗り直せばいいですか?

2〜3時間おき、または汗をかいた後やタオルで拭いた後の塗り直しが目安とされています。塗る量が少ないと効果が下がりやすいため、やや多めの量を均一に塗ることも大切です。

まとめ

赤ちゃん・子どもの日焼け止めの選び方について、この記事のポイントを振り返ります。

  • 👶 生後6か月未満は物理的な紫外線対策を優先し、6か月以降から日焼け止めの使用が可能 ―― 帽子・衣服・日陰の利用は全年齢で基本の対策です
  • ✅ 日常使いはSPF15~30・PA++程度で十分 ―― 高すぎるSPF値は肌への負担が増えるだけでメリットが少ない場合があります
  • 🧴 赤ちゃんには紫外線散乱剤(ノンケミカル)タイプが比較的安心 ―― 無香料・無着色・アルコールフリーの製品を選びましょう
  • ☝️ 塗る量と塗り直しが効果を左右する ―― 「やや多め」の量を2~3時間おきに塗り直すことが大切です
  • 💡 日焼け止めだけに頼らず、複数の対策を組み合わせる ―― 帽子・衣服・時間帯の管理と日焼け止めを併用するのが効果的です
  • 🛁 帰宅後は日焼け止めをしっかり落とし、保湿ケアを行う ―― 日焼け止めを落とさずに放置すると肌トラブルの原因になりえます

紫外線は子どもの肌に対して長期的な影響を及ぼす可能性がある一方で、ビタミンDの生成に必要な側面もあります。「完全に避ける」のではなく、「適切にコントロールする」という視点で、お子さんの年齢や活動内容に合わせた紫外線対策を実践していただければと思います。

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参考文献

  1. 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」 https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf 2

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